蒸気機関車「SL北びわこ号」は、JR北陸本線のうち、滋賀県の米原駅と木ノ本駅間を約40分かけて結ぶ、JR西日本の臨時列車です。1995年に運転を開始し、以降、春夏秋の大型連休を中心に運転日が設けられています。
IMG_滋賀県の米原〜木ノ本を結ぶJRJR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」
△滋賀県の米原〜木ノ本を結ぶJR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」

JR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」はC56 160などの蒸気機関車に、12系客車が5両連結される形で運行されています。全車指定席車で、乗車には普通乗車券のほか指定席券が必要となります。

JR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」の座席は、昭和の懐かしさを感じさせるボックス席で、A〜Dの座席番号が設けられています。座席のモケットは淡いグレーブルーに統一されています。
国鉄車両らしさを感じさせる蒸気機関車「SL北びわこ号」の座席
△国鉄車両らしさを感じさせる蒸気機関車「SL北びわこ号」の座席

米原駅にDD51形ディーゼル機関車が牽引されて蒸気機関車「SL北びわこ号」の機関車が登場すると、ホームには歓声が起きました。一度、車庫付近に戻った後、次は客車を連結して、蒸気を上げながら5番ホームに入線してきました。高らかな汽笛、石炭の香りと煙、車輪の大きさ・・そのスケールに圧倒。近くにいた老夫婦が「昔はよく乗ったものだなあ。やっぱりSLはいいなあ!」と懐かしそうに話をしながら乗り込んでいきました。
IMG_客車を牽引して米原駅に入線してきた蒸気機関車「SL北びわこ号」
△客車を牽引して米原駅に入線してきた蒸気機関車「SL北びわこ号」

10:08、JR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」には、汽笛を上げて米原駅を後にしました。客車はガタガタ揺れながら、ゆっくりと緑豊かな湖北の地を走っていきます。坂田駅、田村駅を通過し、左手に琵琶湖が見えてくるとJR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」は長浜駅に停車。豊公園の一角に、豊臣秀吉が居城したと伝わる長浜城の天守閣が見えます。長浜市内の住宅街をぬけると右車窓には、近畿地方最高峰の高さを誇る伊吹山が見え始めます。虎姫駅を出ると、車窓には田んぼと豆畑が連なります。農作業をしている人々や、遊んでいる子供たちなどが、皆こちらに手を振っています。心温まるシーンです。
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河毛駅からはJR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」は北陸自動車道の高架をくぐり、右手に蕎麦畑を見下ろしながらカーブを描いて走ります。河毛カーブとも呼ばれる撮影ポイントで、SL北びわこ号の雄姿をとらえようと鉄道カメラマンたちがたくさん待ち構えていました。
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△そば畑と蒸気機関車「SL北びわこ号」(河毛駅〜高月駅間)

高時川を渡り右に日本電子硝子の工場群を映すると高月駅に停車。駅を出発するごとに機関車は汽笛を上げ蒸気音が心地よく聞こえてきます。高月駅からは車窓には再び広大な豆畑と田んぼが広がりその向こうには山並みが連なります。程なくしてJR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」は終点の木ノ本駅に到着しました。

木ノ本駅に到着すると、写真タイムということでJR西日本の蒸気機関車「SL北びわこ号」は小1時間ほど停車したままになります。特急サンダーバード号が次々と木ノ本駅を通過していく間にも、汽笛が鳴ったり蒸気を上がったりとサービス満点。その後は電気機関車に牽引される形で米原方面に回送していきました。
IMG_電気機関車に牽引され米原方面に回送されていく蒸気機関車「SL北びわこ号」
△電気機関車に牽引され米原方面に回送されていく蒸気機関車「SL北びわこ号」

終点の木ノ本駅は古戦場として知られる賤ヶ岳の最寄り駅。賤ヶ岳はリフトで上れるようになっており、山頂から琵琶湖や余呉湖を眺望することができます。また、木ノ本町は北国街道の宿場町として発展したエリアで木ノ本宿を中心に古い町並みも残されて歴史散歩も楽しめる地です。

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JR西日本の観光列車 蒸気機関車「SL北びわこ号」

(運転日)運転日やダイヤは決まり次第、滋賀県HPで「夏のSL北びわこ号運行計画(8月・9月)」のような形で公開されます

(座席指定券)SL北びわこ号は、全車指定席車両。乗車するには、普通乗車券のほか、指定席券520円(こども260円)が必要です。座席指定券は、JRみどりの窓口、主要旅行会社などで発売。

(車内販売)チョロQ、ボールペンほかワゴンによるSLグッズの車内販売あり
(楽天トラベル)己高庵・・JR木ノ本駅から車10分。静かな里山に佇む隠れ宿。湖北の旬の幸をふんだんに使った季節の会席料理が評判。

(停車駅)米原駅、長浜駅、虎姫駅、河毛駅、高月駅、木ノ本駅

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